Senju Lab Kids

「知らない」から「好き」になる、音楽と美術のワークショップ

ガラクタ楽器制作工房

バケツドラマーMASAと大好きな音を見つけよう!

開催日時 : 2017年4月23日
会場 : アブリュス芝園スタジオ (埼玉県川口市)

こちらは、おうちで使わなくなった「ガラクタ」…空き瓶やペットボトル、使い古したキッチン用品、壊れた機械の部品等々、身近なものを使って音を試しながら、子どもたちそれぞれの「大好きな音」を探し、楽器を作るワークショップでした。

そうした音の楽しみ方を教えてくださったのは、ゲスト、「バケツドラマー」のMASAさん!バケツや廃材などの身近な物でドラムセットを組み上げ、水道管に使われる塩ビパイプで「ディジュリドゥ」という管楽器を作り演奏活動をされているアーティストです。

「捨てられるはずだったガラクタから、こんな面白い音が鳴らせるんだ!」
「楽器の材料を変えると、こんなふうに音が変わるんだ!」
「みんなで演奏するとこんなに楽しいんだ!」...

Senju Lab Kidsの活動コンセプトは「知らない」から「好き」なるです。
「知らない」音楽の楽しみ方を、プロの演奏を聴き、楽器を作り、自ら演奏する体験を通して「好きになる」。
そのきっかけづくりを目指した、本チーム最初の企画でした。

音の解体〜打楽器編〜

お気に入りの音はどんな色?どんな形?

開催日時:2017年9月3日
会場 :ASAKAアートスクール (埼玉県 朝霞市)

「音の解体」は、Senju Lab Kidsが2018年度に、題材を変えながら3度にわたって行ったワークショップのシリーズです。こちらは、子どもたちにとっても身近な打楽器をテーマにした第一弾です。

ゲストは打楽器奏者の彌永和沙さん。
プロの打楽器奏者さんは、日々「お気に入りの音」を求めて、さまざまに奏法を模索しているんだとか...
まずはカスタネットをこすり合わせてみたり、タンバリンをマラカスの柄で叩いてみたり、いろいろ試して自分のお気に入りの1つをチョイス!

「タンバリン、カスタネット、マラカス...誰もが良く知っているあの楽器に、こんな音の可能性が秘められていたなんて...!」

次にその音の特徴や鳴らし方のコツを「レシピ」として言葉に、さらには「音マーク」として色や形に!
最後は、みんなで楽しくラヴェル作曲、《ボレロ》を合奏。もちろん、それぞれのお気に入りの音が大活躍しました。
このように、プロの打楽器奏者みたいに耳と心を研ぎ澄まして、目に見えない音を「解体」してみよう!というワークショップでした。

Senju Lab Kids x KIDS SAVER キッズ・手づくり楽器・チャレンジ in藝大

千住先生書き下ろしのクリスマスソングに乗せた「お気に入りの音」の大合奏!

開催日時:2017年12月3日
会場:東京藝術大学 Arts & Science LAB (東京都台東区)

こちらのワークショップは、クリスマス・スペシャル企画!
作曲家の千住明先生、そしてバケツドラマーのMASA先生のおふたりをお迎えして、
30人の小学生のみなさんと身近な素材に「お気に入りの音」を発見するワークショップです。
広い広い会場一面に並べられた「ガラクタ」。捨てられるはずだったお鍋やペットボトル、空気入れにランプシェードまで…!

「これなんだ?」「叩いたら、振ったら、擦ったら、いったいどんな音がするんだろう? 」

おふたりの先生と一緒にいろいろな鳴らし方を夢中で試しながら、
「ガラクタ」たちをそれぞれの素敵なオリジナル楽器に大変身させてくれました。

そして、 千住先生から子どもたちへのサプライズ・プレゼント…!
なんとこの日のための、特別なクリスマスソングを書き下ろしてくださいました。
最後はこの曲のセッションで、みなさんの見つけた「お気に入りの音」のお披露目です。
千住先生のピアノ、MASA先生のドラム、そして東京藝術大学の学生10名のアンサンブルに乗せて、手づくり楽器のオンリーワンの音たちがホールいっぱいに響きわたりました。

<主催> KIDS SAVER, SENJU LAB, Senju Lab Kids
<協催> 東京藝術大学COI拠点 文化外交・アートビジネスグループ
<協力> Fini, BRIDGE

音が見える〜チェロ編〜

チェロの音色に耳を澄ませ、みんなの「手」でミュージックビデオをつくろう!

開催日時:2018年8月1日
会場  :赤山歴史自然公園 (埼玉県川口市)

「アルコ」?「ピチカート」?「コルレーニョ」?
弦楽器・チェロの3つの奏法がこのワークショップのテーマです。

まずは、3人のチェロ奏者さんに3つの奏法を紹介していただきました。
弓の毛で弦を擦る「アルコ」の奏法、指で弦を弾く「ピチカート」の奏法、そして、弓の棹の部分で弦を叩く「コルレーニョ」、同じ楽器によって鳴らされる音なのに、まったく違った響きがします。

そして、これら3つの奏法を使ったオリジナルの音楽の、「ミュージックビデオ」を作る、というのがこの企画の趣旨です。
映像の主役はみんなの「手」。3人1組のグループで、1人ずつ担当の奏法を決めたら、それぞれの音を表現する「手のダンス」を考え、テープやペンを使って、手袋に装飾をしていきます。

音をじっくり聴きながら、ダンスや装飾を試行錯誤。映像を確認しつつグループで相談し、3人のこだわりを詰め込んでいきます。
最後は、4つのチームによるミュージックビデオのお披露目会!各チームまったく違う観点で音を捉え、表現してくれていたことがわかりました。